2024年11月22日金曜日

(霧島市)霧島温泉郷の温泉宿「こまつ」

11月中旬、鹿児島県霧島市まで足を延ばし、初めて霧島温泉郷にでかけました。

標高600m以上ある温泉地なので、11月中旬であれば、紅葉真っ盛りではないかと期待していましたが、違いました。紅葉はまだまだでした。
他の地域も同様かもしれませんが、ここ九州では、2024年の紅葉の時期は少し遅い気がします。

宿泊した温泉宿は 摘み草の宿「こまつ」。


部屋は、土筆(つくし)、蕗(ふき)、蓼(たで)、蓬(よもぎ)、蕨(わらび)、芹(せり)の6部屋だけ。落ち着いた雰囲気の温泉宿でした。

部屋には内湯と露天風呂がついており、誰に気兼ねすることなく、そして時間を気にすることもなく温泉を愉しめました。

山あいの温泉宿ですので、料理には山菜、川魚などで、どれも美味しかった。そして、使われているお皿・器がどれも素晴らしく、お皿・器も楽しみながらの夕食でした。

どれも美味しかったのですが、私はその中でも前菜が一番でした。 

大変ぎこちない編集ですが、宿の温泉と料理とを動画にまとめました。
拙い私の文章よりもこの動画で雰囲気がうまく表せていると良いのですが。


2024年11月20日水曜日

(西原村)俵山交流館萌の里に咲くコスモス

俵山のふもと、熊本県西原村に「萌の里(もえのさと)」という交流施設があります。熊本空港からだと車で10分程度でいけるところです。
9月下旬から11月にかけてコスモス祭りが開催されていて、家内と11月初旬に出かけてきました。

ちょうど見ごろでした。
好きな鑑賞方法は人それぞれだと思います。私の場合、草原を背景にして眺めるのがコスモスが一番きれいに思えました。

コスモス畑ではあちこちで案山子が出迎えてくれます。近くの子どもたちが作った案山子もおいてありました。この案山子と一緒に記念撮影している方も多くおられ、観光客にはこれらの案山子も人気の撮影スポットのようでした。

ただ、一番の人気撮影スポットは次の場所でした。多くの方が、ここで写真を撮っておられ、順番待ちでした。平日でも少し並んでから撮影できたので、休日だとかなりの行列ができるのかもしれません。

以下、この日に撮影してきたコスモス写真のコレクションです。

天気もよくコスモスが非常にきれいでした。
来年もまた見ごろの時期には萌の里に出かけるつもりです。
秋以外だと、4月~5月の野焼きのから草原が再生される時期も萌の里はおススメです。草原が言葉に表せないほどきれいです。
 

2024年11月13日水曜日

(阿蘇路)初秋の山あいの風景

特にネットで調べることもなく、そろそろ紅葉が見れるのではないかと思い阿蘇にでかけました。
目指すは阿蘇郡小国町。
熊本市からだと大津町経由していくのが通常のルートでしょうが、いつもと違うところを思い、今回は菊池市経由のルートを選びました。

山あいに入っていっても紅葉している様子はなく、少し諦めておりました。
途中、大分県に入ったところで大分県上津江町の道の駅「せせらぎ郷」があったので立ち寄り、一部の木々ですが少し紅葉している様子を見ることができました。

菊池市経由のルートを選んだおかげで、小国町に入ってからルート近くに滝があることに案内板で気づきました。
名前自体は以前からよく聞いていた「鍋ケ滝」です。
こんなところにあったのかと少々驚きつつ、今回の目的ではありませんでしたが、せっかくなので滝を見に行きました。

この滝は、裏側を歩けるのですが、近くまでいってみると水しぶきがけっこうあります。この日、滝周辺は肌寒く、裏側を歩いての滝見物は諦めました。夏場が良さそうです。

次に向かったのが下城の大イチョウ。これを見るのが今回の一番の目的でした。
毎年この時期になるとこのイチョウを見に出かけています。
樹齢1,000年以上と言われているイチョウで、近くで見るとかなり圧倒されます。
ただ、今年は残念ながらいつものように見物することができませんでした。
枝が折れたみたいで「樹木調査中」とあり、イチョウの下は立ち入り禁止。今年はライトアップも中止になったようです。

大イチョウを後にして、次は南小国町の蕎麦街道へ。


蕎麦街道のお店で蕎麦を食べ、国道212号を通り阿蘇市経由で熊本市内に戻りました。
ほぼ1日かけての阿蘇路。何度出かけても満足できる日帰り旅です。 


国道212号「湯浦パーキング」からの阿蘇市の眺望(2023年11月撮影)
撮影場所:https://maps.app.goo.gl/poZFUpA5FV75Pxng7


2024年11月10日日曜日

小さな鉄橋を渡る電車と傍らに広がる穭田

熊本市を流れる井芹川。鹿児島本線の電車は2度この川を渡ります。その最初の鉄橋を熊本市内から植木、玉名方面に向かい渡っている様子が次の動画です。
この小さな鉄橋は、井芹川踏切のすぐ横にあります。
撮影したのは夕方。通学、通勤で多く方が利用されていたのではないかと思います。
撮影場所:https://maps.app.goo.gl/26DzoqzT5BARN2Fy8

線路の傍らには青々とした田んぼが広がっています。秋だというのに、緑が一面に広がる田んぼはまるで田植えの直後のようで、なんとも不思議な光景です。

田んぼは稲刈りを終えてしばらく経ちます。この間、稲の切り株から新しい穂が成長していました。
ネットで調べるとこうした稲は「再生イネ」というそうです。

こうした稲は「穭稲(ひつじいね)」であるとか「穭生(ひつじばえ)」とも言うそうです。そして、こうした穭稲が茂った田んぼのことは「穭田(ひつじだ)」と呼ぶそうで、俳句の季語になっているのだとか。

穭田を季語にした俳句を検索してみたら次の句がありました。
  ひつぢ田や青みにうつる薄氷 (小林一茶)
この日は熊本は暖かく半そで十分でした。一茶が詠んだときの穭田には薄氷がみられたようで、いつ、どこで詠んだものなのでしょう。

・・・

穭田の横を流れる井芹川沿いに木で作った小さな鳥居がありました。しばしこの場に立ち、周囲を見渡しながら夫婦で考えてみましたが、どう考えても、製作者の意図を読み解けませんでした。