長崎市内の路面電車(長崎電鉄)に初めて乗りました。
熊本に住む私は路面電車だから「長崎市電」と呼ぶものだと思っていました。
念のため、AIに聞いたところ、長崎市民は「電車」とか「ちんちん電車」と呼び、観光ガイドやニュースでは「長崎電鉄」という表現も使われているのだとか。
「市電」という呼称が登場しないのは、長崎は公営でないからのようです。路面電車は民間事業者が運営しているんですね。路面電車=公営という公式が常識であった私には民間というのはちょっとした驚きでした(1つ目の驚き)。民間による運営に関わらず(いや、民間だからか!?)、運賃は一律150円と熊本や鹿児島よりも安い。これも驚きでした(2つ目の驚き)。
長崎電鉄に乗って驚きは他にも・・・。
長崎駅前から乗車し、降車した「大浦天主堂」電停。
路面電車の軌道と言えば、道路の中央というのが私の常識ですが、ここでは道路の片側に、本来歩道であるはずところに線路が敷設されています(3つ目の驚き)。このため歩道の片側は見当たりません。
この路線(長崎電気軌道5号系統)のこの区間(この辺り約400mほどが唯一の単線区間)は、複線でなく単線だからこういう形式になっているようです。
熊本市電も「熊本駅前電停(位置)~田崎橋電停(位置)」区間が単線で、そこではここ長崎と同じように道路の片側に軌道が敷設されていることを今思い出しました。ただし、熊本の場合、両側に歩道が確保されているところが長崎とは違っています。
その後、出島あたりを散策していると道路全体が電車の軌道になっていて、車道が見たりません。
ここは電車専用なんだろうと思っていたら、なんと軌道の上を車が走ってくるではありませんか。かなりびっくりしました。そしてそこに電車もやってきて、さらにびっくり(4つ目の驚き。これが一番驚きでした)。
同じ軌道を電車と自動車が走っているのです。これにはたまげました。熊本では見たことがありません。危なくないのかと心配になりました。
検索してみると、読売新聞にこの供用区間についての記事がありました。
本来こうした共用は道路交通法で禁止されているそうですが、道路幅が狭いため、この区間250mほどだけ特別に認められているのだとか。
もうひとつ驚いたのが電停で後続電車が前の電車にぴったりくっついて停車することでした(5つ目の驚き)。
まるで、バス停に隙間なく止まるバスの列のようでした。
熊本では電停内で追突事故があった関係もあり、電停内に前の車両が停車しているときは、後続電車は電停内に入れないルールになっているかと思います。それに慣れているためか、ぴったりくっついて停車したときにはちょっと緊張しました。
電車のブレーキ能力は車ほどにはよくないと聞いたことがあります。長崎の電車の運転士さんはみんな運転がうまいのですかね? それか電車のブレーキ性能が熊本の電車よりも良いから接近しての停車が可能なのでしょうか?
長崎電鉄に今回初乗車し、改めて長崎の路面電車に注目してみたら、なんとも驚きの連続で、刺激をもらえた旅でした。
