2024年5月22日水曜日

長崎次郎書店の休業

本離れ、そしてネット販売の普及などで書店が消えていってます。全国的な流れのようで、次はそのことを伝える新聞記事です。
(熊日新聞2024/4/28)

上記記事が出た少し前の4月16日には、創業150年の長崎次郎書店の休業を伝える記事が出て、驚かされました。
(熊日新聞2024/4/16)

1874年、19世紀から続く長崎次郎書店のホームページです。
ホームページをみると、確かに2024年6月末をもって休業するとのお知らせが出ていました。

散歩の途中に立ち寄っていたので悲しい限りです。
2024/5/11撮影



貴重な建物です。書店休業後の活用が今模索されているとのこと。
素晴らしい活用策が生まれることを心より祈っています。
(熊日新聞2024/4/19)

長崎次郎書店前には熊本市電の新町電停があります。
市電と書店がコラボする風景はたいへん貴重なものだと思います。
開店している書店と電車というこれまでの日常の風景がみられるのも残り1か月となります。

長崎次郎書店の位置:32.800105490210896, 130.69679133629828
 
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書店が消えていくことは、文化が変わりつつあることを示しているわけで、書店文化に親しんできた世代としては非常に悲しい限りです。
ただ、それ以上に心配なのは、地域で起きているこうした出来事を知らせてくれる地域の新聞です。新聞も購読数は減ってきているのではないかと思います。その流れの中で、もしも新聞というのが休刊にでもなれば地域は大変なことになるでしょう。
なんとしてでも新聞は存続し、地域の取材を続けられるよう、それこそ模索をしていってもらいたいと、書店「休業」の記事を読みながら、そう思いました。