白川水源に立ち寄った帰り(2025/8/21)、かなり久しぶりに国道57号を通り熊本市内を目指しました。
途中、南阿蘇村立野の駐車場で休憩していると、熊本地震で山肌の大規模な斜面崩壊があった付近を走る真っ赤な列車に遭遇。豊肥本線の列車です。この辺りは電化されていません。大分側から熊本市内を目指して走っていました。
この場所は、2016年の熊本地震の際に山肌が大規模崩壊したところです。
山肌にはまだその名残が残っています。
記念碑(数鹿流崩之碑)が建てられ、説明プレートがおいてあります。
崩壊した山肌と同じところに阿蘇大橋がありましたが、橋脚を支える地盤が地震でずれたことで橋は崩落しました。
道路につながる接続部だけが落下せず残っており、谷の向こう側にそれが見えます。
道路につながる接続部だけが落下せず残っており、谷の向こう側にそれが見えます。
山肌の斜面崩壊で豊肥本線の線路は壊され、鉄道は長い間不通になっていました。
復興が進み、2020年に全線で運行が再開されました。
また、崩落した阿蘇大橋に代わって、少し下流に立派な新阿蘇大橋も架けられました。
交通に関しては不便はなくなりました。
ただ、長い間、交通が遮断されていたために来客がなくなったからではないかと思いましたが、近辺のお店が閉店していて、2016年以前に比べ、この地域はずいぶんと寂れてしまったように感じました。