2025年8月24日日曜日

(南阿蘇村)阿蘇大橋付近を走る赤い列車

白川水源に立ち寄った帰り(2025/8/21)、かなり久しぶりに国道57号を通り熊本市内を目指しました。
途中、南阿蘇村立野の駐車場で休憩していると、熊本地震で山肌の大規模な斜面崩壊があった付近を走る真っ赤な列車に遭遇。豊肥本線の列車です。この辺りは電化されていません。大分側から熊本市内を目指して走っていました。

この場所は、2016年の熊本地震の際に山肌が大規模崩壊したところです。
山肌にはまだその名残が残っています。
記念碑(数鹿流崩之碑)が建てられ、説明プレートがおいてあります。

崩壊した山肌と同じところに阿蘇大橋がありましたが、橋脚を支える地盤が地震でずれたことで橋は崩落しました。
道路につながる接続部だけが落下せず残っており、谷の向こう側にそれが見えます。

山肌の斜面崩壊で豊肥本線の線路は壊され、鉄道は長い間不通になっていました。
復興が進み、2020年に全線で運行が再開されました。
また、崩落した阿蘇大橋に代わって、少し下流に立派な新阿蘇大橋も架けられました。
交通に関しては不便はなくなりました。
ただ、長い間、交通が遮断されていたために来客がなくなったからではないかと思いましたが、近辺のお店が閉店していて、2016年以前に比べ、この地域はずいぶんと寂れてしまったように感じました。

2025年8月22日金曜日

(南阿蘇村)涼を求め白川水源へ

猛暑の熊本市内。涼を求め、南阿蘇村の白川水源にでかけました。

白川水源は水温14℃の水が毎分60トンも湧き出している水源です。

湧水が流れる小川には入ることができ、夏場は子どもたちにとっては恰好の遊び場のようです。もちろん大人もたくさんの方が小川に入っています。湧き水の冷たさが暑さを少しだけ忘れさせてくれます。

次は、この日撮影した動画(4K)を短くまとめてみました。涼しさが多少なりとも伝われがよいのですが。

駐車場には大型の観光バスが数台駐車しており、水汲み場は多くの観光客でにぎわっていました。
それでも平日なのでごった返すほどではなく、白川水源の涼しさをゆったり感じることができました。
夏場はおススメ。

2025年8月7日木曜日

江津湖のザリガニ

子どもたちが大好きなのが水遊び。夏場の水遊びは子どもたちにとって最高の遊びのようです。
熊本市動植物園では期間限定でキッズプールを設置されていました(8月前半ぐらいだったような?)。監視を方が3名ついてくれていて、利用料金は200円。横から孫の見守っていましたが、子どもたちの賑やかな声が響き渡り、ほんとに楽しそうでした。

キッズプールも楽しいですが、やぱり、熊本市内で子どもたちの夏場の遊び場と言えば、動物園近くの江津湖ではないかと思います。
この日(8月6日)は猛暑日。平日でしたが、水深が足首ぐらいのじゃぶじゃぶ池は多くの子どもたちで賑わっていました。

中学生ぐらいになるとじゃぶじゃぶ池より少し深いとこが人気のようです。

で、この日驚いたのが次の写真。
ある方がザリガニを獲られていて、その数に驚きました。
どうやってこんなに捕まえることができたのでしょう。
とにかく江津湖でこんなにザリガニが獲れることにびっくりでした。
次は孫とザリガニ捕りに挑戦してみようかと思います。
 
追記
この5日後、線状降水帯が発生し、熊本県には大きな被害がでました。
動物園も冠水し、展示エリアや遊具が水没、江津湖も水かさが増し、駐車場は水没したそうです。

2025年8月1日金曜日

真夏の銀杏@二の丸広場

熊本城二の丸広場。日陰になってるベンチは涼しげにみえます。
それは写真だからでしょう!
この時間帯、熊本市の気温は38℃ほどありました。

日陰でも40℃近い気温なので、木陰でも猛烈な暑さです。
なので、周囲を見渡しても、ベンチに座って休憩している人は誰もおりません。
ベンチで休憩していると熱中症になりそうなので、急ぎ芝生広場を通り過ぎていたら、足元に銀杏がたくさん落ちていることに気づきました。
ひとつ拾ってみました。
銀杏が落下するのは熟した9月以降のこと。まだ1か月以上も先です。なのでまだ色づきはまだよくありません。

銀杏がたくさん落ちていたのは、写真中央に立っている大きなイチョウの木の下でした。
落下時期でないにも関わらず、ここ最近、(遠くにある台風の影響?で)強風が続いていたからではないかと思います。

下から見上げると、銀杏が鈴なりに生っている様子が見えました。びっしりと生った銀杏で枝は重そうです。
枝が強風で揺さぶられ、しがみついていた銀杏もさすがに一部は振り落とされてしまったようです。まだ落ちたくはなかったでしょうけど。

銀杏と言われて記憶をたぐると、思い出すのは秋に落下している様子ぐらいです。
熟し落下した銀杏は印象に残っていますが、熟す前の銀杏は目の前にあっても気づかずに通り過ぎていたようです。私にとっては存在しないものでした。
存在に気づいていなかったことに気づかされたのが、真夏のイチョウの木を見上げたときでした。

40℃近い猛暑の真夏に、銀杏は秋に向けた準備をしていました。
秋になって突然、銀杏ができるわけでありません。こんな当然のことに気づかずにこれまで過ごしてきたようです。
先日見つけた栗の木もそうでした(盛夏を前に早くも秋の気配 2025/7/17)。

何事にも準備期間があることを改めて教えてくれます。その準備期間が目に映らないと(気づかないと)、いきなり熟した実が目の前に現れるだけでした。
勤めていた職場にもたくさんのイチョウの木があり、何十年もその下を通っていましたが、夏場に銀杏の存在には一度も気づかないままでした。
周囲をじっくりと見るようになり、真夏の銀杏に気づき、成長のためには目立たない長い準備期間が必要であることを改めて教えてもらいました。


真夏の銀杏を前にそんなことを考えながら、芝生広場を抜けると、若いカップルが記念撮影中でした。熊本城は前撮りで人気のあるところです(以前も見かけました→木陰での前撮り風景 2024/9/6)。

前回見かけた時も猛暑の中でしたが、今回は40℃近い中、着物姿での撮影はさぞかし大変だろうと思いました。
ただ、過酷な経験は強烈な思い出として残るものです。
このお二人、将来、前撮り写真をみながら「この時大変だったよね~」と、人生の新しいスタートの時を良き思い出として先々語っていかれるのに違いありません。
大変なことを共通に経験した人たちの絆は強くなるはずですから。


強風で落ちていたまだ青いイチョウの葉を一枚持ち帰りました。

同じコースを歩いても、新しい発見が多く、カメラを手に「今日は何があるかな? 何に出会うだろうか?」とワクワクしながらの散策は楽しい。