2025年10月30日木曜日

(鹿児島市)140km離れた地点でH3ロケット打ち上げ見学

H3ロケット7号機が種子島宇宙センターから打ち上げられるということで、日曜日の朝(2025年10月26日)でもあったので、近くの公園に孫たちと見にってみました。
Googleマップで測ってみると種子島宇宙センターから直線距離で140kmほどのところにある公園です。

どの方角に、そして果たして見えるのかどうかも分からないまま、打上げ時間の午前9時には必死で目を凝らしていましたら、ビルの上にオレンジの炎が見えました。
白煙を引きながら、ぐんぐんと上昇していくのが見えます。
飛行機雲だとそのまま空を横断していくわけですが、白煙は青空の中で途切れました。
宇宙に飛んで行ってるので当然そうなるわけですが、白煙が空の途中で消えていくのを自分の目で見て、感激でした。

動画でも撮っていたのですが、追尾スキルが全くないせいで、再生してみたらとっても残念な映像が出てきてガッカリでした。
それでも少しだけ撮れたので、一応アップしました。

遠くからでしたが、力強く上昇するH3ロケットの雄姿は素晴らしかった。
青年期、エンジニアを目指していて、こうした仕事に憧れていました。
真っ青な秋空に残るロケットの痕跡を見ながら、映画「October Sky(1999年公開)」も思い出しました。
ロケットの痕跡は、言葉にできないほど美しかった。


H3ロケット7号機のミッションは国際宇宙ステーションに物資を輸送する「HTV-X」の打ち上げでした。補給機HTV-Xは本日(2025/10/30)午前4時40分に無事に国際宇宙ステーションに到着したようです。HTV-Xをロボットアームでキャッチする任務を担当した油井宇宙飛行士が
大切な物資を届けてくれてありがとう。日本は高い技術力で国際的な宇宙開発に貢献している。誇りを持っていただけたらうれしい。
とのコメントを発表していました。


2025年10月20日月曜日

(大分県九重町)ススキに覆われたタデ原湿原

登山はしませんが、くじゅう連山の登山口である長者原(ちょうじゃばる)に一度行ってみたいと思っていて、先日(2025年10月17日)ようやく実現。

平日でしたが、ビジターセンター前の駐車場は満車だったので、道路を挟んだ広い駐車場に向かいました。きれいに整備されたところです。丸々としたドングリがたくさん落ちていました。

ビジターセンターから登山口に向かうあたりに「坊がつる賛歌」の碑がありました。
平日でしたが、登山者らしき方々をたくさん見ました。
坊がつるを目指し登山者はここから歩き出していくのでしょう。

私たちのような平服の観光客は向かうのは湿原に作られた木道。
今回出かけた目的の一つは、「タデ原(たでわら)湿原」の木道の上を歩いてくることでした。
湿原はこの時期ススキで一面覆われていました。じっくりと歩きながら観察していると、たまにヒゴタイが咲いているのを発見したり、木道下を流れる小さな水路には魚が泳いでいたりしていました。
木道はよく整備されていました。なので、ふらりとやってきた私たちでも気軽に散策できます。維持にはかなりのコストがかかっているはずです。感謝。

この日、熊本市内は30℃を超えていました。しかし、標高1,000mぐらいのこの辺りは気温20℃ぐらい。散策には心地よかった。

太陽に照らされたススキは輝いています。きれいでした。

湿原のこの姿を維持するため春には野焼きも行われているようです。季節が変わったとき、異なる姿を見せているはずです。ここに来るまでの阿蘇くじゅう国立公園内の景色がまた素晴らしいので、季節が変わった時、また出かけてくるつもりです。

2025年10月18日土曜日

(大分県竹田市)アサギマダラ飛来@くじゅう花公園

秋の花を観賞に、5月以来のくじゅう花公園へ。

10月はゴールドハロウィン祭りが開催されていて、花畑はゴールドで彩られているようです。

一面のマリーゴールドで埋め尽くされたガーデンは見事でした。家内共々、思わず「うわっ」と声を上げたぐらいです。

そして「ケイトウ」の花! 黄色(ゴールド)と赤いケイトウがくじゅう連山を背景に一面絨毯のように植えられたエリアは圧巻でした。


幸運だったのは、アサギマダラが飛来していたことでした。
そのことを知らずに来たのですが、毎年この時期に(移動の途中?)くじゅう花公園に立ち寄るようです。

私たちがでかけた10月17日はかなりの飛来数だということでした。この日のくじゅう花公園の気温は昼間で20℃ぐらい。翌週から気温が下がる予想なので、たくさんのアサギマダラを見ることができるのはここ数日のことだろうということでした。

フジバカマという花にアサギマダラは群がっていました。 

アサギマダラは警戒心が弱く、人が近づてもあまり逃げません(なのでクローズアップで写真を撮ることができました)。
何でも、毒素を体内に取り込んでいるので外敵に食べられることがないからだそうです。
警戒心が弱いおかげで、ゆっくりとフジバカマの花の周りを無数のアサギマダラが飛び交っていました。

動画でも撮影しておきました。たくさんの人が撮影していましたが、あまり警戒することもなく、まるで撮影モデルであるかのように優雅に飛び回っていました。


アサギマダラのことを知ったのは2006年のこと。たまたま見ていたNHKのクローズアップ現代で特集されていました。ネットが普及を始めた頃、ネットの掲示板で情報を共有して、多くのアマチュアの愛好家がアサギマダラを追跡し、その生態を明らかにしていったことを興奮しながら見ていたことをよく覚えています。アマチュアでも新たな道具を使って協力すれば、プロ顔負けの成果を安価で実現できるのだということを教えてもらいました。


昼間で気温20℃の快適な高原でアサギマダラ、そして一面の花畑を堪能し、15時頃帰路へ。
夕方、熊本市内に帰り着きました。夕方というのに市内の気温は32℃。
真夏日の最長記録を更新中です。
それにしても高原とはここまで気温が違うのかとそれにも驚いた日でした。


2025年10月16日木曜日

サクラマチクマモトの変化

サクラマチ2Fコンコース、熊本城ホール入口前にある巨大ツリーのモニュメント。
次の写真は、3年前、2022年12月23日に撮影したものです。

サクラマチ1Fは毎週のように利用していますが、2Fに上がることは少なく、久しぶりに2Fを歩くと、なんだか雰囲気がまるで違いました。

私にとって、巨大ツリーのモニュメントがあって当たり前でした。 それがなくなって、ライティングされた「くまモン」のモニュメントに置き換わっていたので、ちょっとした驚きでした。「いつの間に・・・???」という感覚でした。

くまモンの後ろに回ると「ひごまる」も設置されています。

いつからだったのでしょう?そして何のために?

ある方に教えてもらいました。9月13日にお披露目があり、新聞で紹介されていましたよ、と。
新聞は毎日(電子版でですが)読んでいますが、記事に気づきませんでした。
検索すると、サクラマチの開業6周年を記念して設置したとあります。
サクラマチの開業は9月14日。開業の日はゼミの学生の結婚式でした。開業で、結婚式会場までかなり混雑するのではないかと不安だったので、よく覚えてます。



屋上のサクラマチガーデンに上がってみました。
熊本は夏日の日数が記録更新をしていて、この日も非常に暑い日でしたが、それでも季節は徐々に進行しているようで、ガーデン内の木々の紅葉は始まっていました。
遠くに熊本城が見えます。
紅葉と同時に花もあちこちに咲いています。

そして、昨年も開催されていた「かぐや姫の光る庭」のイベントが10月3日から始まっていました。
昨年はNHKで大河ドラマ「光る君へ」が放映され、女性層に人気があり、ドラマの中で月を見るシーンがよく登場していたので、多くの女性層がこのイベントにも興味を持たれたのではないかと思いますが、果たしてどうだったのでしょう?
昨年は12月末の夕暮れ前にガーデンの様子を撮影しておりました。ただ、時期的にこのときはガーデンはついでで、サクラマチのクリスマスマーケットを主に見学していたようです。

 

2025年10月11日土曜日

(南阿蘇村)自然の音に感動した初グランピング

南阿蘇村に南阿蘇Blue Bee Gardenというグランピング施設があります。
散策したわけではありませんが、ここに宿泊した体験が(自然派でない私たちには)非常に新鮮だったので、備忘録として残そうと思います。
2025/8/20撮影

10月3日にここに宿泊してきました。初グランピングで、しかも孫たちも一緒だったので少々ドキドキでした。


ゲルに宿泊。真上が明かり取りの窓になっていてその周囲に3つの照明。照明らしい照明はこれだけ。通信状況もあまりよくないので、デジタルデトックスを体験するのによいところでした。テレビもないので、みんなの会話が弾みました。

夕食はバーベキュー。マンション住まいのため、こんなに火が出るシーンを見ることはほとんどありません。孫たちも生まれて一度も見たことがありません。旅行によく行きますが、キャンプなどには行ったことないので。火が上がるのを見て、歓声を上げていました。

人里離れたところなので、人工物の音がほぼしません。自然の音がメインです。

秋の夜長、夜の自然の音と言えば、虫の音(ね)。マンション住まいでは縁のない虫の音を聞きながらの贅沢な秋の夜長でした。ただ、温泉があるので温泉三昧で虫の音どころでもなかったですが。温泉は素晴らしかった(おススメ)。

早めの就寝。
夜になり雨が降り始めました。雨音で目が覚めました。ゲルに降る雨音はよく聞こえます。マンションだと雨が降っているかどうかもわからないので、夜中、ポツポツと聞こえてくる雨音にしばし耳をすませていました。

雨音を聞きながらいつのまにか寝てました。

鳥のさえずりで目が覚めました。

住んでいるマンションでは始発の電車の音で目が覚めます。あるいは車の音。周囲は人工物の音が充満しています。
そうした音が一切ない時、自然の音がこんなに聞こえてくるんですね。感動でした。
鳥のさえずりので目が覚める。よく聞くことですが、自分でそれを体験したときのあの何とも言えない爽やかさは、かなりの感動でした。家内も同じように感じたようです。

鳥のさえずりを聞き、今ではもう古典となりましたが、環境問題についての啓発したレイチェル・カーソンの著作「沈黙の春」(1962年発行)のことを思い出しました。この本の冒頭12頁に

  自然は、沈黙した。・・・ 春がきたが、沈黙の春だった。

という有名なフレーズがあります。農薬などの化学物質で環境が破壊された未来を描写したものでした。
その後、世界的に環境問題への取り組みが進み、沈黙の春で描かれた状況には至っていないのはカーソンの功績でしょう。
おかげで、「沈黙」でなく虫や鳥の声がする賑やかな自然の秋を満喫することできました。

グランピングという、ほぼ人工物のお世話になった宿泊でしたが、それでもマンション住まいの私たちにとっては随分と感動できる自然体験でした。

・・・

夕食後、朝食用にいちごジャムを作り、夜に冷やしておきました。朝食時、これをヨーグルトに混ぜて食べましたが、これがまたかなり美味しかった。絶品でした。
南阿蘇Blue Bee Garden。大変、よいところでした。