上通(かみとおり)を歩いていると、遠くに何やら奇妙なものが見えます。
近づいてみて正体がわかりました。
なんと、蜂楽饅頭のオブジェ!
蜂楽饅頭は熊本県民のソールフードのような存在ではないかと思いますが、そのお店の前にこのオブジェはおいてあります。なお、お店は、以前このブログで紹介したことがありますた(こちら)。
蜂楽饅頭だけかと思っていら、歩いていくと今度はおでん! さすがに2つも続けてこんな突飛なものがあると、これは何だろうかと思います。
説明プレートを改めてきちんと読むと、熊本市現代美術館で開催されている
和食~日本の自然、人々の知恵~展(2025年7月19日~9月23日)
と関連させた上通のプロジェクトの一環で制作されたオブジェのようです。
さらに歩いてくと遠くにまたオブジェが見えます。
何かわかりますでしょうか。遠目には私には何なのかまったくわかりませんでした。
正解は、「かき氷」!
かき氷の後ろが最後のオブジェ。ラーメン!
上通はアートでまちづくりを行うことで有名。
私がそれを最初に知ったのは「うわさプロジェクト」のときでした。もう12年も前のことになります。
上通のアートプロジェクトは熊本市現代美術館との連携で行われてきたようで、今回の和食オブジェも上通アートプロジェクトの一環で、熊本市現代美術館との連携によるものだそうです。
熊本市現代美術館のブログの冒頭でこのプロジェクトのことが紹介されています。
毎年開催している上通アートプロジェクト。今年は熊本市現代美術館で開催中の「和食 ~日本の自然、人々の知恵~」に関連し、上通の和食にフォーカスしたプロジェクトを開催します!上通の和食のお店をめぐって素敵な商品があたるスタンプラリー。子どもも大人も楽しめるワークショップ。名物和食が大きくなって上通アーケードに登場!? 期間中、どうぞお楽しみください。
熊本市現代美術館は地域と連携して優れた活動をされているところだと思いました。さらに、オブジェの制作は崇城大学芸術学部の学生有志によるだそうで(立派!)、こうした連携も素晴らしい。
和食オブジェの前で私や家内以外にも多くの人が立ち止まり、写真を撮られていました。
今年5月17日にNHKの番組「新プロジェクトX」で衰退していた瀬戸内海の小さな島がアートでよみがえった話題が取り上げられていました。
芸術はまちに活気を持ち込むのに強力なツールだとつくづく感じます。