熊本に赴任した際、夏目漱石が降り立ったのは上熊本駅だったそうです。現在、駅前には夏目漱石の像が設置されています
駅と夏目漱石象とに挟まれている道路は「県道31号熊本田原坂線」ですが、この辺り、崇城大学から藤崎宮までは、「わが輩通り」との愛称がつけられています。
上熊本駅のJR鹿児島本線ホーム。
JR上熊本駅前の歩行者通路には雨除けの屋根がついています。
駅舎を出て、右に雨除けの屋根の下を歩いてくと、熊本市電の上熊本駅です。
駅舎を出て、右に雨除けの屋根の下を歩いてくと、熊本市電の上熊本駅です。
ところで、この屋根の一部が2023年7月に落下。重さ100kgもあったそうです。幸いなことにけが人はいませんでした。2016年に完成し、老朽化にはほど遠かったわけですが、危険ということで屋根は全て取り外され、新しい屋根に取り換える工事が行われました。次の写真はその工事がほぼ完了する頃のものです(2024年4月15日撮影)。この屋根については、市側と施工業者側で訴訟問題になっているようです。新聞などでまだ話題にされていないので、今ところまだ結論はでていないようです。
雨除けの屋根の下を歩いてくと、熊本市電上熊本駅。
熊本市電はAラインとBラインの2系統で運行していますが、上熊本駅はBラインの始発・終点となります。通勤・通学の時間帯は始発からすでに超満員。私はBラインの途中駅から乗ることがあります。通勤・通学の時間帯に途中駅から市電を利用するときは、私の場合、気合を体に充填しておく必要があります。
熊本市電はAラインとBラインの2系統で運行していますが、上熊本駅はBラインの始発・終点となります。通勤・通学の時間帯は始発からすでに超満員。私はBラインの途中駅から乗ることがあります。通勤・通学の時間帯に途中駅から市電を利用するときは、私の場合、気合を体に充填しておく必要があります。
熊本市電上熊本駅の駅舎ですが、この駅舎は最近になって改装されたものです。
次の2枚の写真は今から1年半ほど前(2024年4月20日)に撮影した熊本市電上熊本駅の駅舎です。塗装が剥げています。が、それが趣きを感じます。
改装されてそうしたところはなくなりました。ちょと残念な気もしますが、改装しないと前の駅舎は古くて危険だったのかもしれません。
改装されてそうしたところはなくなりました。ちょと残念な気もしますが、改装しないと前の駅舎は古くて危険だったのかもしれません。
JR上熊本駅を出て右に行くと、熊本市電の上熊本駅ですが、左に行くと、熊本電鉄の上熊本駅があります。両駅ともJRから徒歩1分というところでしょうか。
この路線は、いわゆる超ローカル線です。
このブログでも2回ほど熊本電鉄のことを紹介したことがあります。
よかったこの2つの記事もご覧ください。
⇒ 池田駅~トンネルを抜けてくるくまモン電車 2024/7/19
⇒ 一旦停止不要のわが輩通り踏切 2024/8/5
隣の合志市と熊本市との間で通学・通勤客を運ぶ(くどいですが)超ローカル線なのですが、一昨日撮影した次の写真にあるように、電車前で記念撮影し、そしてその後にくまモン電車に乗り込んでいく観光客をよく見かけるのです。
たまにですが、ホームが人でごった返し、見ていて危なさを感じることもあります。
改めて熊本電鉄について検索してみると、2019年9月、今から6年前に、東洋経済オンラインに熊本電鉄と観光客のことが掲載されていました(熊本電鉄、「くまモン電車」の効果は絶大だった 2019/9/18) 。
当初は観光目的で電車にラッピングしたわけでないようですが、くまモンラッピングが観光資源として大きな効果を持つことになったようです。東洋経済の記事によれば「いつまでもこのフィーバーが続くとは思っていません」と熊本電鉄の課長さんの言葉が紹介されていますが、それから6年。まだまだフィーバーは続いています。
上熊本駅は比較的静かなところで、私の好きな散歩コースのひとつです。ここでは、JR、路面電車、私鉄という3つの異なる鉄道路線の交差点であり、熊本では珍しいハブ駅ではないかと思います。