2024年9月3日火曜日

人吉市~青井阿蘇神社

迷走台風10号は突風被害も出ていました。それ以上に動きが遅く、雨による影響も大きかったようです。私の住む近くの川も氾濫危険水位を超える瞬間があり心配しました。ただ結果的に熊本県では台風被害はほぼなかったようです。それぞれ事前の備えもなされていたからに違いありません。襲来する台風は、心配ですが、同時に防災・減災に向けた備えが大事だと定期的に私たちに教えてくれているにように思います。

台風10号が過ぎ、青空が広がった日、熊本市を出て高速道路で約1時間。
人吉市に出かけました。
人吉を散策する中で外せないのはやはり国宝の青井阿蘇神社かと思います。
直近で出かけたのは2017年で、もう7年前になります。
鳥居越しにみた楼門(ろうもん)。かやぶき屋根は見事なものです。近づき見上げてみると、家内共々、思わず声をあげてしまいました。


楼門の前で180度回転すると、禊橋(みそぎばし)が真正面に見えます。
ご存じのように令和2年(2020年)7月豪雨で人吉市は未曽有の被害を受け、この禊橋も欄干が破壊されたました。令和4年(2022年)10月に復旧したそうです。


楼門を抜けると拝殿。浸水被害は拝殿にまで及んだそうですが、被災から4年が経ち、この日概観する限りは被災の痕跡を目にすることはありませんでした。
 

被災時の様子などを熊本のローカル局が取材しYoutubeで紹介していました。


現在は被災の痕跡を確認することが難しくなっていますが、大きな被害だったことがわかります。
KABのレポートの中で建設中ということだった国宝記念館はすでに出来上がっていました。
拝殿の横に立派な屋根の建物が並んでおります。
かなり目を引くデザインです。

境内は広々としています。
7年前の記憶ではこんなに広くなかったように思うのですが・・・
写真を撮っておらず、記憶を確かめようがありません。
やはり、記録として写真は撮っておいた方が良さそうです。


神社が建てられたのは今から1,200年前。古い神社の境内を散策しながら、何か足りないと感じながらしばらくして気づいたのは巨大な樹木が見当たらないことでした。
神社といえば巨大なクスノキが目に見えるところに鎮座していそうに思うのですが、そんな巨大な樹木がないため、うっそうとした感じがなく、境内から見る空は随分と広く感じました。
(※)後でネットで調べたら、社殿の奥の方にご神木の巨木クスノキはあるとのこと。夫婦共々、雑な散策をしていたようです。