今日は秋分の日。熊本地方は雨になっています。
雨はなくとも熊本地方の水路は日ごろからゴーゴーと音を立て水が流れていて、田んぼにはたっぷりと水が張られています。
熊本では、豊かな水のおかげで美味しいお米がたくさん収穫されています。
菊池川沿いのお米は特に有名で、昔の米相場を決めるほどで、大河ドラマ「いだてん」でも玉名市での米俵積み出しの様子が描かれていました。
散歩中、道路脇の田んぼでも、随分と実っていて秋を感じました。ただ、まだ少し頭の下がり具合が足りない気がします。収穫はもう少し先かもしれません。
当てもなく散歩していると、隠し田(かくしだ)のようなところに出ました。
隠し田は、隠田(おんでん)とも言うそうです。昔、年貢の徴収を免れるために存在を隠していた田んぼのことです。
この場所も、昔は、隠れだ田だったかもと勝手に想像しながら先を進み、驚きました。
角度を変えると田んぼの奥、うっそうとした茂みの間に家があるではないですか。
驚きました。
まるで隠し田に作られた隠れ家のようです。
まるでおとぎ話とかジブリの世界の中のある風景に感じました。
遠くから眺めていると空き家にしか見えませんでしたが、見る角度を変えるとなんと車があります。さらに驚きました。
ブラタモリではありませんが、ぶらぶらと歩くことは新しいことの発見の連続です。
歩いていけるところに、おとぎ話とかに出てくるような見事な秋の風景が広がっているのを見つけるのはぶらぶら歩いていないと不可能でした。