2025年10月11日土曜日

(南阿蘇村)自然の音に感動した初グランピング

南阿蘇村に南阿蘇Blue Bee Gardenというグランピング施設があります。
散策したわけではありませんが、ここに宿泊した体験が(自然派でない私たちには)非常に新鮮だったので、備忘録として残そうと思います。
2025/8/20撮影

10月3日にここに宿泊してきました。初グランピングで、しかも孫たちも一緒だったので少々ドキドキでした。


ゲルに宿泊。真上が明かり取りの窓になっていてその周囲に3つの照明。照明らしい照明はこれだけ。通信状況もあまりよくないので、デジタルデトックスを体験するのによいところでした。テレビもないので、みんなの会話が弾みました。

夕食はバーベキュー。マンション住まいのため、こんなに火が出るシーンを見ることはほとんどありません。孫たちも生まれて一度も見たことがありません。旅行によく行きますが、キャンプなどには行ったことないので。火が上がるのを見て、歓声を上げていました。

人里離れたところなので、人工物の音がほぼしません。自然の音がメインです。

秋の夜長、夜の自然の音と言えば、虫の音(ね)。マンション住まいでは縁のない虫の音を聞きながらの贅沢な秋の夜長でした。ただ、温泉があるので温泉三昧で虫の音どころでもなかったですが。温泉は素晴らしかった(おススメ)。

早めの就寝。
夜になり雨が降り始めたのですが、雨音で目が覚めました。ゲルに降る雨音はよく聞こえます。マンションだと雨が降っているかどうかもわからないので、夜中、ポツポツと聞こえてくる雨音をじっと聞いておりました。

雨音を聞きながらいつのまにか寝てしました。

鳥のさえずりで目が覚めました。

住んでいるマンションでは始発の電車の音で目が覚めます。あるいは車の音。周囲は人工物の音が充満しています。
そうした音が一切ない時、自然の音がこんなに聞こえてくるんですね。感動でした。
鳥のさえずりので目が覚める。よく聞くことですが、自分でそれを体験したときのあの何とも言えない爽やかさは、かなりの感動でした。家内も同じように感じたようです。

鳥のさえずりを聞き、今ではもう古典となりましたが、環境問題についての啓発したレイチェル・カーソンの著作「沈黙の春」(1962年発行)のことを思い出しました。この本の冒頭12頁に

  自然は、沈黙した。・・・ 春がきたが、沈黙の春だった。

という有名なフレーズがあります。農薬などの化学物質で環境が破壊された未来を描写したものでした。
その後、世界的に環境問題への取り組みが進み、沈黙の春で描かれた状況には至っていないのはカーソンの功績でしょう。
おかげで、「沈黙」でなく虫や鳥の声がする賑やかな自然の秋を満喫することできました。

グランピングという、ほぼ人工物のお世話になった宿泊でしたが、それでもマンション住まいの私たちにとっては随分と感動できる自然体験でした。

・・・

夕食後、朝食用にいちごジャムを作り、夜に冷やしておきました。朝食時、これをヨーグルトに混ぜて食べましたが、これがまたかなり美味しかった。絶品でした。
南阿蘇Blue Bee Garden。大変、よいところでした。
 

2025年9月22日月曜日

JR・私鉄・市電が交わるハブ駅:上熊本駅

熊本に赴任した際、夏目漱石が降り立ったのは上熊本駅だったそうです。現在、駅前には夏目漱石の像が設置されています

駅と夏目漱石象とに挟まれている道路は「県道31号熊本田原坂線」ですが、この辺り、崇城大学から藤崎宮までは、「わが輩通り」との愛称がつけられています。

上熊本駅のJR鹿児島本線ホーム。

JR上熊本駅前の歩行者通路には雨除けの屋根がついています。
駅舎を出て、右に雨除けの屋根の下を歩いてくと、熊本市電の上熊本駅です。

ところで、この屋根の一部が2023年7月に落下。重さ100kgもあったそうです。幸いなことにけが人はいませんでした。2016年に完成し、老朽化にはほど遠かったわけですが、危険ということで屋根は全て取り外され、新しい屋根に取り換える工事が行われました。次の写真はその工事がほぼ完了する頃のものです(2024年4月15日撮影)。この屋根については、市側と施工業者側で訴訟問題になっているようです。新聞などでまだ話題にされていないので、今ところまだ結論はでていないようです。
2024/4/15撮影

雨除けの屋根の下を歩いてくと、熊本市電上熊本駅。
熊本市電はAラインとBラインの2系統で運行していますが、上熊本駅はBラインの始発・終点となります。通勤・通学の時間帯は始発からすでに超満員。私はBラインの途中駅から乗ることがあります。通勤・通学の時間帯に途中駅から市電を利用するときは、私の場合、気合を体に充填しておく必要があります。

熊本市電上熊本駅の駅舎ですが、この駅舎は最近になって改装されたものです。

次の2枚の写真は今から1年半ほど前(2024年4月20日)に撮影した熊本市電上熊本駅の駅舎です。塗装が剥げています。が、それが趣きを感じます。
改装されてそうしたところはなくなりました。ちょと残念な気もしますが、改装しないと前の駅舎は古くて危険だったのかもしれません。
2024/4/20撮影
2024/4/20撮影

JR上熊本駅を出て右に行くと、熊本市電の上熊本駅ですが、左に行くと、熊本電鉄の上熊本駅があります。両駅ともJRから徒歩1分というところでしょうか。
この路線は、いわゆる超ローカル線。
このブログでも2回ほど熊本電鉄のことを紹介したことがあります。

隣の合志市と熊本市との間で通学・通勤客を運ぶ(くどいですが)超ローカル線なのですが、一昨日撮影した次の写真にあるように、電車前で記念撮影し、そしてその後にくまモン電車に乗り込んでいく観光客をよく見かけるのです。
たまにですが、ホームが人でごった返し、見ていて危なさを感じることもあります。

この機会に改めて熊本電鉄についてネットで検索してみると、2019年9月、今から6年前に、東洋経済オンラインに熊本電鉄と観光客のことが掲載されているのを発見(熊本電鉄、「くまモン電車」の効果は絶大だった 2019/9/18) 。
当初は観光目的で電車にラッピングしたわけでないようですが、くまモンラッピングが観光資源として大きな効果を持つことになったようです。東洋経済の記事によれば「いつまでもこのフィーバーが続くとは思っていません」と熊本電鉄の課長さんの言葉が紹介されていますが、それから6年。まだまだフィーバーは続いています。

どこからやってくるのか、上熊本駅に突然現れる外国からのたくさんの観光客。
不思議に思っていましたが、その謎がようやく解けました。


上熊本駅は比較的静かなところで、私の好きな散歩コースのひとつです。ここでは、JR、路面電車、私鉄という3つの異なる鉄道路線の交差点であり、熊本では珍しいハブ駅ではないかと思います。


2025年9月19日金曜日

夕暮れ前@熊本城界隈

夕暮れ時になると目の高さに太陽があり、眩しくて周囲をよく観察できないことも多いわけですが、その眩しい横殴りの光が興味深いライティングをしてくれていることもあります。

城彩苑横の小道を歩いていると蜘蛛の巣が光り輝いていて、普段だと素通りしてしまうのでしょうが、きれいで立ち止まりしばし蜘蛛が作った幾何学模様を眺めておりました。

二の丸広場では、近隣高校の生徒たちが集団で走っていました。遠くでも夕陽の照明で、姿がよく見えました。高校生の走りも私には超特急に思えましたが、現在東京で開催されている世界陸上だともっとすごいんでしょうね。想像できません。

熊本城梅園。少し伸びた雑草(同一種類が一斉に育っているので雑草ではないですね。何という草でしょう?)が、夕日に照らされ、緑が鮮やかできれいです。
その中に所々に白い花が咲いているんですよね。
鮮やかな緑の中に咲く白い花、なかなかいい感じです。

日が落ちる前、夕日の特別な照明で昼間とは違った風景が広がっていました。
次から、伏し目にならずよく目を凝らして歩いてみようかと思います。

・・・

翌日のこと(9月20日)。熊本城梅園の草むらの広場にはテントがおいてあります。

三の丸広場まで歩いていくと、テント以外に白い布に巻かれたこんなものがつくってありました。

明日(9月21日)は、藤崎八幡宮秋の例大祭
上の写真の特設の横棒は、飾り馬をつなぎとめておくのに使われるのだろうと思います。住んでいるところから目と鼻の先がこういう場所になっているとは、まるで知りませんでした。

藤崎宮秋の例大祭が過ぎるといよいよ秋の到来。
随兵寒合(ずいびょうがんや)
待ち遠しかった、秋。
猛暑ともようやくおさらばです。
 

2025年9月11日木曜日

上通和食プロジェクト

上通(かみとおり)を歩いていると、遠くに何やら奇妙なものが見えます。
近づいてみて正体がわかりました。

なんと、蜂楽饅頭のオブジェ!
蜂楽饅頭は熊本県民のソールフードのような存在ではないかと思いますが、そのお店の前にこのオブジェはおいてあります。なお、お店は、以前このブログで紹介したことがあります(こちら)。

蜂楽饅頭だけかと思っていら、歩いていくと今度はおでん! さすがに2つも続けてこんな突飛なものがあると、これは何だろうかと思います。

説明プレートを改めてきちんと読むと、熊本市現代美術館で開催されている
 和食~日本の自然、人々の知恵~展(2025年7月19日~9月23日)
と関連させた上通のプロジェクトの一環で制作されたオブジェのようです。

さらに歩いてくと遠くにまたオブジェが見えます。
何かわかりますでしょうか。遠目には私には何なのかまったくわかりませんでした。


正解は、「かき氷」!

はたして、かき氷は和食なのだろうか?と余計なことも一瞬浮かびましたが、それ以上にこの時期なので無性にかき氷を食べたくなりました。

かき氷の後ろが最後のオブジェ。ラーメン!


上通はアートをまちづくりに活用することで有名。
私がそれを最初に知ったのは「うわさプロジェクト」のときでした。もう12年も前のことになります。
上通のアートプロジェクトは熊本市現代美術館との連携で行われてきたようで、今回の和食オブジェも上通アートプロジェクトの一環で、熊本市現代美術館との連携によるものだそうです。 
熊本市現代美術館のブログの冒頭でこのプロジェクトのことが紹介されています。

毎年開催している上通アートプロジェクト。今年は熊本市現代美術館で開催中の「和食 ~日本の自然、人々の知恵~」に関連し、上通の和食にフォーカスしたプロジェクトを開催します!上通の和食のお店をめぐって素敵な商品があたるスタンプラリー。子どもも大人も楽しめるワークショップ。名物和食が大きくなって上通アーケードに登場!?  期間中、どうぞお楽しみください。

熊本市現代美術館は地域と連携して優れた活動をされているところだと思いました。さらに、オブジェの制作は崇城大学芸術学部の学生有志によるそうで(立派!)、こうした連携も素晴らしい
和食オブジェの前で私や家内以外にも多くの人が立ち止まり、写真を撮られていました。
今年5月17日にNHKの番組「新プロジェクトX」で衰退していた瀬戸内海の小さな島がアートでよみがえった話題が取り上げられていました。
芸術はまちに活気を持ち込むのに強力なツールだとつくづく感じます。

2025年9月8日月曜日

長崎次郎書店ショーウィンドウでの展示

8月末、猛暑の熊本市中央区の新町交差点付近を歩いていると、休業している長崎次郎書店がなんだか賑やかなのに気づきました。
華やかな色合いなので、遠くからでも目立ちます。

信号が青になり、スクランブル交差点を渡り急ぎ近づいてみると、ショーウィンドウに藤崎宮例大祭での獅子舞写真や小学生が制作した獅子が展示してありました。
展示は、長崎次郎書店を利活用する形での新町獅子保存会のみなさんによるもので、藤崎宮の例大祭に向けた活動の一環のようです。今年の例大祭は9月13日からで、新町獅子保存会による獅子は初日の午前11時に披露されるようです。
※藤崎宮がどうして「藤崎」なのか初めて知りました。元は、現在の藤崎台球場あたりにあって、新町のすぐ傍だったようです。

次の時代への継承が気がかりであることが書かれています。
継承の難しさは私自身も仕事の中で経験してきました。
古くから伝わる伝統とは継承の努力なしに存在しえないもの。特に大事なのはその時代に合わせ、変化すること恐れない形での継承していく努力が必要で、そうした努力を怠ると伝統は伝統でなくなり、消滅してしまうものでしょう。
伝統料理などはその例かと思います。その時代を生きる人々の口に合う形で変化していったものが伝統料理として残っているように思います。

華やかなショーウィンドウに気づいた数日後、地元の新聞社でこのことが取り上げてありました。

長崎次郎書店が休業してもう1年以上が経ちます(リンク)。2Fの喫茶室は今も利用されています(一番上の写真でわかるかと思います)。書店だった1Fは、最近では夏祭りの一環で怪談話の場としても利用されていました(リンク)。休業後も、その時々で色々と利用されているんですね。
 

2025年8月24日日曜日

(南阿蘇村)阿蘇大橋付近を走る赤い列車

白川水源に立ち寄った帰り(2025/8/21)、かなり久しぶりに国道57号を通り熊本市内を目指しました。
途中、南阿蘇村立野の駐車場で休憩していると、熊本地震で山肌の大規模な斜面崩壊があった付近を走る真っ赤な列車に遭遇。豊肥本線の列車です。この辺りは電化されていません。大分側から熊本市内を目指して走っていました。

この場所は、2016年の熊本地震の際に山肌が大規模崩壊したところです。
山肌にはまだその名残が残っています。
記念碑(数鹿流崩之碑)が建てられ、説明プレートがおいてあります。

崩壊した山肌と同じところに阿蘇大橋がありましたが、橋脚を支える地盤が地震でずれたことで橋は崩落しました。
道路につながる接続部だけが落下せず残っており、谷の向こう側にそれが見えます。

山肌の斜面崩壊で豊肥本線の線路は壊され、鉄道は長い間不通になっていました。
復興が進み、2020年に全線で運行が再開されました。
また、崩落した阿蘇大橋に代わって、少し下流に立派な新阿蘇大橋も架けられました。
交通に関しては不便はなくなりました。
ただ、長い間、交通が遮断されていたために来客がなくなったからではないかと思いましたが、近辺のお店が閉店していて、2016年以前に比べ、この地域はずいぶんと寂れてしまったように感じました。

2025年8月22日金曜日

(南阿蘇村)涼を求め白川水源へ

猛暑の熊本市内。涼を求め、南阿蘇村の白川水源にでかけました。

白川水源は水温14℃の水が毎分60トンも湧き出している水源です。

湧水が流れる小川には入ることができ、夏場は子どもたちにとっては恰好の遊び場のようです。もちろん大人もたくさんの方が小川に入っています。湧き水の冷たさが暑さを少しだけ忘れさせてくれます。

次は、この日撮影した動画(4K)を短くまとめてみました。涼しさが多少なりとも伝わるとよいのですが。

駐車場には大型の観光バスが数台駐車しており、水汲み場は多くの観光客でにぎわっていました。
それでも平日なのでごった返すほどではなく、白川水源の涼しさをゆったり感じることができました。
夏場はおススメ。

2025年8月7日木曜日

江津湖のザリガニ

子どもたちが大好きなのが水遊び。夏場の水遊びは子どもたちにとって最高の遊びのようです。
熊本市動植物園では期間限定でキッズプールを設置されていました(8月前半ぐらいだったような?)。監視を方が3名ついてくれていて、利用料金は200円。横から孫の見守っていましたが、子どもたちの賑やかな声が響き渡り、ほんとに楽しそうでした。

キッズプールも楽しいですが、やぱり、熊本市内で子どもたちの夏場の遊び場と言えば、動物園近くの江津湖ではないかと思います。
この日(8月6日)は猛暑日。平日でしたが、水深が足首ぐらいのじゃぶじゃぶ池は多くの子どもたちで賑わっていました。

中学生ぐらいになるとじゃぶじゃぶ池より少し深いとこが人気のようです。

で、この日驚いたのが次の写真。
ある方がザリガニを獲られていて、その数に驚きました。
どうやってこんなに捕まえることができたのでしょう。
とにかく江津湖でこんなにザリガニが獲れることにびっくりでした。
次は孫とザリガニ捕りに挑戦してみようかと思います。
 
追記
この5日後、線状降水帯が発生し、熊本県には大きな被害がでました。
動物園も冠水し、展示エリアや遊具が水没、江津湖も水かさが増し、駐車場は水没したそうです。

2025年8月1日金曜日

真夏の銀杏@二の丸広場

熊本城二の丸広場。日陰になってるベンチは涼しげにみえます。
それは写真だからでしょう!
この時間帯、熊本市の気温は38℃ほどありました。

日陰でも40℃近い気温なので、木陰でも猛烈な暑さです。
なので、周囲を見渡しても、ベンチに座って休憩している人は誰もおりません。
ベンチで休憩していると熱中症になりそうなので、急ぎ芝生広場を通り過ぎていたら、足元に銀杏がたくさん落ちていることに気づきました。
ひとつ拾ってみました。
銀杏が落下するのは熟した9月以降のこと。まだ1か月以上も先です。なのでまだ色づきはまだよくありません。

銀杏がたくさん落ちていたのは、写真中央に立っている大きなイチョウの木の下でした。
落下時期でないにも関わらず、ここ最近、(遠くにある台風の影響?で)強風が続いていたからではないかと思います。

下から見上げると、銀杏が鈴なりに生っている様子が見えました。びっしりと生った銀杏で枝は重そうです。
枝が強風で揺さぶられ、しがみついていた銀杏もさすがに一部は振り落とされてしまったようです。まだ落ちたくはなかったでしょうけど。

銀杏と言われて記憶をたぐると、思い出すのは秋に落下している様子ぐらいです。
熟し落下した銀杏は印象に残っていますが、熟す前の銀杏は目の前にあっても気づかずに通り過ぎていたようです。私にとっては存在しないものでした。
存在に気づいていなかったことに気づかされたのが、真夏のイチョウの木を見上げたときでした。

40℃近い猛暑の真夏に、銀杏は秋に向けた準備をしていました。
秋になって突然、銀杏ができるわけでありません。こんな当然のことに気づかずにこれまで過ごしてきたようです。
先日見つけた栗の木もそうでした(盛夏を前に早くも秋の気配 2025/7/17)。

何事にも準備期間があることを改めて教えてくれます。その準備期間が目に映らないと(気づかないと)、いきなり熟した実が目の前に現れるだけでした。
勤めていた職場にもたくさんのイチョウの木があり、何十年もその下を通っていましたが、夏場に銀杏の存在には一度も気づかないままでした。
周囲をじっくりと見るようになり、真夏の銀杏に気づき、成長のためには目立たない長い準備期間が必要であることを改めて教えてもらいました。


真夏の銀杏を前にそんなことを考えながら、芝生広場を抜けると、若いカップルが記念撮影中でした。熊本城は前撮りで人気のあるところです(以前も見かけました→木陰での前撮り風景 2024/9/6)。

前回見かけた時も猛暑の中でしたが、今回は40℃近い中、着物姿での撮影はさぞかし大変だろうと思いました。
ただ、過酷な経験は強烈な思い出として残るものです。
このお二人、将来、前撮り写真をみながら「この時大変だったよね~」と、人生の新しいスタートの時を良き思い出として先々語っていかれるのに違いありません。
大変なことを共通に経験した人たちの絆は強くなるはずですから。


強風で落ちていたまだ青いイチョウの葉を一枚持ち帰りました。

同じコースを歩いても、新しい発見が多く、カメラを手に「今日は何があるかな? 何に出会うだろうか?」とワクワクしながらの散策は楽しい。