2025年6月19日木曜日

芝生の手入れ@熊本城二の丸広場

蓮がおかれた加藤神社から見た熊本城

梅雨シーズンのはずですが、太陽は強烈で、この日は午前中ですでに30℃を超えています。
二の丸広場では芝生のメンテナンス作業が行われていました。
雨は降るし、また天気もよいので芝生もぐんぐんと成長し、油断していると大変なことになってしまうのに違いありません。
まだ全部は刈り取られておらず、まだメンテナンスは続きそうです。

木陰に目をやると小学生が休憩していました。
少し休憩すると歩き出しました。どこに行くのでしょう?
方向からすると、木々の隙間に見える県立美術館のように思えますが・・・。

気になりしばし眺めていると、県立美術館を通り過ぎ、さらに奥へと進んでいきます。
どうも目標は美術館ではなく、熊本博物館のようです。
博物館は、目立たない場所にありますが、子どもたちには人気のあるところのようです。

散歩の帰り、博物館を通ってみたところ、駐車場に幼稚園バスや貸し切りバスで満車状態でした。
たくさんの子どもたちがやってきているようです。
常設展示にて熊本地域の自然を学ぶことができますし、またプラネタリウムの人気があります。
プログラムを見ると、今週の土曜日だとプラネタリウムではドラえもんを放映しているみたいです。他に「七夕限定ファミリーアワー」なる企画もあり、子どもたちに人気があるのは当然かもしれません。
  

2025年6月14日土曜日

(鹿児島市)与次郎ヶ浜のガジュマル

鹿児島市の与次郎ヶ浜。年に数度ここを訪れます。前回、記録として残していたのは昨年9月のことだったようです(こちら)。
与次郎にある川商ホール(鹿児島市民文化ホール)には小さな公園が隣接していて、ここにはこれまで何度も来ていましたが、ガジュマルの木が植えてあることに初めて気づきました。

実がたくさん生っていました。実の付き方が独特です。
ネットで調べると、熟すと食べることも可能だそうですが、特に美味しいわけでもないようで、食用にすることはほぼないみたいです。人よりどちらかと言えば、野鳥に好まれる実のようです。

錦江湾に目を向けると桜島が見えます。雨上がりだったはずですが、モヤがかかっていて桜島はぼんやりとした姿でした。
ここ最近、桜島は大きな噴火を繰り返していて、その間、随分と酷い降灰だったようです。与次郎付近に止めてあった車が真っ黒になっている様子がニュースで流れていました。心配しましたが、この日は噴煙は上がっておらず運が良かったです。


桜島をぼんやりと眺めていると、錦江湾を高速船がものすごい速さで他の船を追い抜いていく様子を目にしました。その速さについ見とれてしまいました。種子島・屋久島に向かう高速船ではないかと思います。





2025年6月6日金曜日

鶴屋百貨店にて

先日、熊本を代表する百貨店である「鶴屋」に出かけました。
散策ではなく、8階で開催されている展示会が目的。家内の知り合いの先生が作品を展示されており、どれも見事なものばかり。乾き気味の心に潤いを与えてもらいました。
会場には商談席もありました。鑑賞していると、自宅に飾っておきたいと思う作品がありましたが、最低でも数万円の作品ばかりで・・・。私たちにはちょっと手が出せない値段ばかりでした。ただ、そうした作品を、ご高齢の和服姿の女性のお客さんたちは躊躇なく購入されており、驚かされました。

中心市街地はお客さんが減っているものと思っていました。しかし、少なくとも昨日の鶴屋は違いました。
平日だったのに関わらず鶴屋はお客さんでごった返しており、特に、6階で開催されていた北海道展はものすごかった。北海道展に「寄っていく?」と家内が話しかけてきましたが、あまりの混雑に寄らずに帰宅しました。
混雑ぶりをみて、熊本市民にとって鶴屋百貨店は特別なシンボル的存在なんだと2016年に感じたことを思いだしました。

本日の朝刊によれば、鶴屋の開店は昭和27年のことだそうで、それから70年以上。戦後からほどなくして開店し、それから熊本市民と共に高度成長期を歩んできたわけで、特別な存在になるのはわかる気がします。
もっとも、ネイティブな熊本県民ではない私は、熊本市民ほどにはきちんとそれを理解できているとは思いませんが、鶴屋の包装紙にくるまれたお土産、鶴屋の紙バッグを持ち歩いているネイティブな方々はそのことを意識的/無意識に特別な思いをもっておられるのではないかと想像しています。

鶴屋の存在の意味を熊本地震が私に教えてくれました。
2016年4月に起きた熊本地震。大きな被害が生じ、あちこちで復旧に向けた作業が必要でした。
鶴屋もそのひとつで、地震被害により休業を余儀なくされました。
復旧活動の末、5月14日に本館の一部で営業が再開されたのですが、地元内外でそのことがニュースとして大きく取り上げられたのです。当時の報道写真をみると再開と同時に多くの買い物客が訪れている様子が紹介されていて、その中の買い物客にメディアがインタビューしていました。
例えば次のような買い物客の声が残されています(参照):

「うれしいですね。(鶴屋が)閉まっていると寂しいですものね。ますます頑張ってもらいたい。鶴屋さんにも」

当時のニュースの取り上げ方や上のようなお客さんの反応に接し、鶴屋は、熊本に住む人たちにとって地域を象徴するシンボルとして特別な意味を持つ存在なのだろうと、ノンネイティブな私でも感じた記憶があります。

また、熊本地域の皆さんが無意識に感じている熊本のシンボルに関する出来事は他にもありました。
2012年のことです。この年、済々黌高校が夏の高校野球全国大会(甲子園)に出場したのです。現在、阪神タイガースに所属し活躍している大竹選手がエースとして在籍していたときのことです。毎年、どの高校かは甲子園に行っているわけですが、この年の熊本の盛り上がりは異常でした。甲子園では、済々黌高校は大阪桐蔭高校に破れます。6千人の大応援団が駆け付けていました。試合後、大阪桐蔭の監督さんのインタビューが印象的でした。甲子園は自分たちの地元のはずなのに済々黌高校の応援が凄すぎて「アウェーで戦っているようでした」と語られていて、その場にいなくても済々黌高校の応援の熱量のすごさが伝わってきました。
済々黌高校という存在の熊本県民にとっての意味を甲子園出場という出来事が顕在化させ、ノンネイティブな私でも熊本という地域における済々黌高校の存在の意味を理解しました。

鶴屋と言う存在の意味は休業を余儀なくされた熊本地震という出来事が顕在化させたように思いました。

昔、こうしたシンボルの認識に関して組織認識論という分野を通して学んだことがあります。その内容に感動したことを覚えています。それを応用すれば、地域ごとに、その地域とってのアイデンティ的な意味を持つ重要なシンボルは、通常は日常の中に埋没していているようです。
人や物など観察しながらそうしたことも考えつつ散策していると、散策は飽きることのない面白いものです。

2025年6月2日月曜日

和菓子屋さん@熊本市(坪井、魚屋町、上通町、川尻)

中村だんご店
テレビで紹介された熊本市中央区坪井の和菓子屋さんに、5月末の土曜日夕方に散歩がてら出かけてみました。
午前中に売り切れるという話でしたが、その通りのようで、夕方には「本日売切ました なかむら」との案内がショーケースにおいてありました。
だんごの値段が1個90円(税込み)とあります。驚くような値段です。どんなだんごなのだろうかと大変気になります。

お店に行く前に、場所確認のためネットをみると、このお店は熊本県の公式観光サイトで熊本市エリアの観光スポットのひとつとして「甘党の店 中村だんご店」として紹介されていました。
公式観光サイトによれば中村だんご店は創業113年以上だそうです。

ますます団子を買ってみたくなり、翌朝、リベンジ。
開店時間(午前8時半)ぐらいに出かけてみました。出てこられたご主人はそれはそれは人の好さそうな方でした。
だんご、今回は買えました!
見ためは昔ながらのだんごという感じです。これらどれもが1個税込み90円というから驚きます。
食べてみると、あずまだんご、おはぎは、中身がどちらかというおまけのような感じで、あんこたっぷり、あんこそのものを食べている感じでした。しかしそれがまたたいへん美味しかった。

だんごを手に、店を後にしようとすると、向こう側から若いカップルがスマホの地図を見ている感じでこちらに歩てくるのが見えます。
外国の方で、だんごを買いに来られたようでした。観光サイトの情報を見てのことでしょうが、大きな道路から入り込んだ場所にある地域に根差しただんご屋さんにも関わらず観光客にも人気があるようです。


蜂楽饅頭 上通店
中村だんご店が売り切れになっていた日、私たちは上通りまで足を伸ばしました。
熊本市民のソールフードではないかと思える「蜂楽饅頭(ほうらくまんじゅう)」を買うためです。
熊本県公式観光サイトでも紹介されているお店です(サイトの紹介は本店の水俣店)。
このブログを書くために改めてネットで調べたところ、お店は昭和20年代に水俣市で創業したようで、会社名「(有)水俣蜂楽饅頭」とありました。蜂楽饅頭とは、なんと会社の名前でもありました。ちょっとした驚きでした。この事実、知ってる熊本市民は意外に少ないのでは?
熊本市内では鶴屋にもお店があるようですが、多くの市民に馴染みがあるのは上通りにあるお店ではないかと思います。ちなみに上通りのお店は「熊本蜂楽饅頭」というグループ会社という位置づけのようです。
連日、行列ができています。その行列に並び、蜂楽饅頭(現在1個税込み110円)を白あん、黒あんどちらも購入してきました。白・黒どちらも美味しい。


菓舗 松陽軒
和菓子のお店としては「菓舗 松陽軒」も熊本県の公式観光サイトの熊本スイーツのコーナーで紹介されています。
熊本市中央区魚屋町の熊本市電「呉服町電停」前にお店はあります。
こちらの店は明治43年からで、創業115年ほどになるようです。中村だんご店と同じぐらいの時期に創業されたようです。
新しく開発された#ZOKKONスコーンが人気ということで、買ってきました。見た目のインパクトがすごい。私はいちじくとクリームチーズほうじ茶のスコーンが一番でした。家内は抹茶が一番ということで、要するにどれも美味しいスコーンです。


御菓子処 天明堂
このお店は江戸時代からの創業だと公式観光サイトで紹介されています。


お店は熊本市南区川尻地区にあります。この地域は鎌倉時代から港町として栄えたところだそうです。和菓子を買うついでに周囲を少しだけ見渡してみました。惹きつけられました。いつか機会をみつけ徒歩でじっくりとこの地域を散策してみたいと思いました。
お店の雰囲気も良かったですが、それ以上に女性店員さんが気さくで大変感じがよかった。
ついついたくさん買ってしまいそうでしたが、夫婦2人なので、少しにしました。
チーズ饅頭(ちーまん)だけ家内が食べたところですが、家内の食レポによれば「甘くなく、美味しい」とのことです。お菓子については普段あまり誉めない家内なので、すごく美味しいのだろうと思います。
公式観光サイトでも紹介されている有名な「酒かすてら」はこれから食べます。
 

2025年5月31日土曜日

台湾祭@花畑広場

サクラマチへと散歩に出かけましした。写真はNHK熊本前です。写真の手前、熊本城とは逆方向が花畑広場。

花畑広場が賑やかで、近づくと台湾祭が開催されていました。
サクラマチのテラスには赤いちょうちん(らんたん?)が並んでいます。
広場は台湾グルメを食べながら楽しんでいる人たちでいっぱいでした。
TSMCが菊陽町に進出し、熊本と台湾とは急速に接近したようで、台湾関係のイベントがよく目にするようになりました。
このまま良好な関係が続くことを祈りたいと思います。

この日の散歩(散策)は距離にして約7kmほどでした。この散策で、他にも色々と見つけました。それらも散策記として書き残しておきたいと思っていますが、それはまた別の機会に。

2025年5月29日木曜日

(玉名市)高瀬裏川の花菖蒲と矢旗

昨日(2025/5/28)、昨年12月以来久しぶりに玉名市に出かける機会があり、時期的に花菖蒲(ハナショウブ)が咲く頃なので高瀬裏川に立ち寄ってきました。
高瀬裏川では5/23~6/7は「第33回花しょうぶまつり」が開催されています。メインイベントは5月31日だそうです。
撮影地(高瀬裏川):https://maps.app.goo.gl/NZeiUcythYvr1mT59

アヤメ科に属する花菖蒲。ネットを検索すると「優雅」が花言葉になっていることを知り、花をじっくり眺めていると実際その通りだと感じます。
花菖蒲には「優雅」以外に「うれしい知らせ」という花言葉もあります。
何か嬉しいことがあった場合は花菖蒲の出番となりそうです。

今週末に祭りのメインイベントが開催されるようですが、花はまだ5分咲きに届かない感じです。
立ち寄ったのは平日の夕方でした。見頃はまだでしたが、それでも花菖蒲を眺めながらこの緑地公園内を散策している多くの人に出会いました。

実は私は縁あって、2010年から2023年度まで玉名市に頻繁に出かけていました。花しょうぶまつりも何度かお邪魔しました。次は2015年の祭りのメインイベントの日(2015/5/30)の時の写真で、花摘み娘が登場したとき、カメラを手にした人たちがどっと集まってきたときの様子です。カメラマンの多さに大変驚いたことをよく覚えています。今年もメインイベントの日は随分と賑やかになることでしょう、きっと。
2015/5/30撮影


緑地公園と菊池川を隔てる堤防沿いには矢旗(やばた)がずらりと並んでいて壮観です。
これだけの数を揃え、しっかり固定していく作業は地域の皆さんがされたはず。大変だったはずです。ずらっと並んだ矢旗を見て感動し、写真を撮りたくなるのは、そうした人々の努力を矢旗の背後に感じるからに違いありません。

 

2025年5月19日月曜日

(番外)くじゅう花公園ブログのAIによるラジオ番組風紹介

生成AIが大きな影響を与えるようになりました。Yahoo検索、Google検索が登場したときの雰囲気(期待や不安など)に似ているように思います。

進化(進展)が速くて一時も目が離せません。テキストの生成から画像の生成へ、最近は音声や動画の生成へと発展し、当初稚拙なものだった動画も驚くほどに精度が高くなってきました。

私も調べ物はChatGPTに聞くことが増えました。
増えたというか、メインになりました。先にChatGPTに聞いて、それを踏まえて必要とあれば改めて検索するという行動になっていて順番が逆転しているように思います。

今回、音声の生成AIを使ってみました。
面白い生成AIで、提供したテキストをラジオ番組風に音声で解説してくれるというものです。

日本語にはまだきちんと対応していないようで、漢字がうまく読めていませんが、なかなか面白い生成AIです。しゃべりに自信がない人でも、優れたテキストを用意できれば、優れたポッドキャストを作れます。これだけでも色々と応用が考えられそうです。

さて、前回の「くじゅう花公園」の投稿をこの生成AIでラジオ番組風に紹介させてみました。
https://gari-photo-report.blogspot.com/2025/05/blog-post_18.html
漢字の読み間違いはしていますが、概ね内容を網羅的に紹介してくれています。ただほめ過ぎな感があり、ちょっと恥ずかしい。


AIは音声だけの生成で、画像はYoutubeにアップするために私の方で適当に張り付けたものです。AIがやったものではありません。この部分もAIが担当してくれると、もっと手の込んだものに仕上がるのでしょうけど。


2025年5月18日日曜日

くじゅう花公園

ネモフィラが見頃との情報を聞き、5月12日にくじゅう花公園に出かけました。 


公園内はたくさんの種類の花々が咲いていました。広い園内のあちこちでたくさんの種類の花々が咲き乱れていたという表現の方がより適切かもしれません。

ネモフィラを目的に出かけたのですが、一番感動したのは一面に咲くリビングストンデージーの花畑でした。
実は1か月前、桜の季節の4月11日にこの公園に来ていました。写真の構図は異なっていますが、1か月前はまだ青々とした苗畑でした(下の写真の左下に並んでいる緑の苗がリビングストンデージー)。
2025/4/11撮影
1か月で見事な花畑に変化していて驚きました。

目的だったネモフィラ。
満開の少し手前ぐらいでしたが、一面に広がるネモフィラの花が風に揺れている光景は見事なものでした。白いネモフィラがあることもこの時に初めて知りました。

ネモフィラの丘。ガイド付きシニアカートが停車するところです。
ここでネモフィラを鑑賞しているとベンチで若いカップルが記念撮影をしていました。
熊本市内から2時間半ほどかけてやってきたので、せっかくの機会です。熟年の厚かましさを発揮し、若いカップルに負けじと、5月でちょうど結婚40年となった私たちもここで記念撮影をしてきました。

私たちが出かけたのは平日。それでも非常に多くの人で賑わっていました。
出かけてみて多くの人が訪れる理由がわかりました。
どこもきれいな花々ばかりで、広い園内を飽きることなく散策できました(6000歩ほど歩きました)。

スタッフの苦労は並大抵ではなかろうと思います。
だって広大な花畑に雑草が一切生えていないのですから。
それだからこそ、見ている私たちは感動するのでしょう。確かに花自体もきれいなのですが、私たちはそうした状態を作り出した、スタッフの直接には見えない努力を無意識に想像し、そうした膨大な努に感動しているように思います。
人が感動するのは、そこに他者の膨大な努力があることが必要条件のような気がしています。
そうした人の努力をまだ十分には理解できない幼い子どもたちだと、リビングストンデージーやネモフィラ畑をみても大人が感動するほどの感動には至らないかもしれません。

・・・・

くじゅう花公園を後にして、ぐるっとくじゅう周回道路沿いにある久住高原展望台で車を降り、遠くに阿蘇の山々、そして手前には産山村のヒゴタイ公園を眺めた写真です。一面に広がる草原は何とも言えないほど見事です。

1か月前に同じ場所で、同様な方向の写真を撮りました。
その時はまだ野焼きの後が残る、若草が芽吹いていない状態でした。
2025/4/12撮影

1カ月で見事な草原が再生していました。
草原の維持には野焼きが不可欠です。この野焼き作業のことを少し学んだことがあります。阿蘇全体の草原を維持するには、総延長500kmもの輪地切りを行って防火帯を毎年作る作業が必要だそうです。草原は気の遠くなるほどの人々の作業があって維持されているわけです。
上でも述べましたが、人が感動するのはその背後にある他人の努力に対してではないでしょうか。そうした背後にある努力を(無意識に)感じるとき、一面の草原を前に私たちは感動するのではないかと思います。

久住高原展望台からの眺め(ショートムービー)


熊本市内に帰る際、道路脇で草を食む牛たちにみかけました。どこまでも続く草原の中を車を走らせるのは実に気持ちがいいものです。
阿蘇、九重にある観光スポットは、そのスポットが魅力的であることは当然ですが、そこに行くまでに途中でこの見事な草原の中を走れるということが、魅力を倍化させているのではないかといつも感じます。
阿蘇くじゅうは、ゴールにたどり着くまでの途中、その過程自体が魅力的です。
 

2025年5月11日日曜日

熊本市動植物園と江津湖

子どもが大きくなると遠のいていた熊本市動植物園。孫たちにせがまれ、子どもの日(5月5日)に出かけてきました。


午前9時開場ですが、8時30分時点でゲートは長蛇の列。
園内に入ると、今度は遊園地ゾーンのアトラクション前で長蛇の列。子どもの日なので混雑するだろうと予想はしていましたが、実際に混雑の中にいると大変です。ただ、4歳と8歳の孫たちはそれをものともせず、最後まで元気はつらつで目は生き生きしてました。
子どもたちに対しアトラクションの持つ魅力というのはすごいものです。

実は、4歳の孫だけ連れて3日前(5月2日)にも出かけました。平日なので少ないだろうと考えていたのですが、違いました。
小学生が驚くほど来園しているではありませんか!
この時期ですから、歓迎遠足なのでしょう。動植物園は広いし、安全だし、小学校の遠足としては適切な場所ですね。

時計塔周辺の植物ゾーン。散策にいいゾーンです。

天気が良いとお弁当食べるにもよいゾーンで、遠足に来ていた小学生たちはシートを広げてここでお弁当を食べていました。子どもの日は親子連れが同じくシートを広げ、お弁当を食べながら賑やかでした。

私たちもお弁当を食べてきました。
ただ、私たちがお弁当を食べた場所は、南門近くにある展望デッキ。

たまたまでしょうが、ここは意外と人が少なく、(孫たちは興味なさそうでしたが)江津湖を眺めながら休憩でき、私たち老夫婦にとっては格別な場所でした。

展望デッキからの江津湖の風景はなかなか良いものです。
この日は学生さんたちがボート練習をしていました。
学生さんたちは汗だくで大変だったでしょうが、園内の混雑から解放され、ゆっくりと滑るように湖面を進んでいくボートを眺めていると、気持ちが落ち着きました。
江津湖でのボート練習は初めて見ました。ずっと見ておきたい光景でした。次はその時に撮った動画をまとめもたのです。
展望デッキから眺めた江津湖(ショートムービー)


小さな孫たちのお目当ては遊園地ゾーンです。ここが一番賑わっていましたが、私たちのように還暦を過ぎた世代からすると植物ゾーンを散策するのが良さそうです。

植物ゾーン内の花の休憩所(中央にあるガジュマルの木) 

この時初めて知りましたが、熊本市在住の65歳以上の市民は入園無料とのことでした。
江津湖を散歩し、動植物園南門から入園して、園内の植物ゾーンを巡りながら花の休憩所辺りで休憩するのは65歳以上の夫婦にとってはおすすめコースかもしれません。
そういえば、5月2日の平日には私たちと同じ年代のご夫婦を何組か園内でみかけました。散歩の場所として動植物園は良いところだと感じました。