2024年7月10日水曜日

坪井川に野生の鵜(カワウ)がいた

今朝(2024/7/10)、市役所前の歩道からみた熊本城の長塀と坪井川。
川の真正面、遠くに見える山が花岡山で、西南戦争の際には薩摩軍はこの花岡山から熊本城を砲撃していたのだそうです(まちの風景2024/7/3)。
撮影場所:32.803744066657266, 130.70753692074945

少し先に歩き、加藤清正像のあるところまで行って、行幸橋(みゆきばし)から眺める風景はたいへんきれいです。次の写真は新緑の頃2024年4月24日に撮ったものですが、この時期、坪井川沿いの歩道は多くの人が行き交っています。
撮影場所:32.802756173234144, 130.70455574171697
撮影日:2024/4/24

さらに桜が咲いていると、歩道は人でごった返す状況になります。春に、坪井川沿いをゆったり散歩するのは無理です。
撮影日 2024/4/4

蝉が鳴いている、初夏のこの日は、朝が早いこともありましたが、人を気にせずゆったりと散歩できました。行幸橋から城彩苑へと向かうのが定例のコースですが、この日はなんとなくそのまままっすぐ進み歩道沿いに桜町方向へと向かいました。

そうしたら、なんか見慣れない鳥が浮かんだり、沈んだりしております。
家内が「鵜じゃない!?」というので、急ぎ写真を撮ったり動画を撮ったりして観察していると、確かに鵜のようです。
帰宅後に調べてみると、おそらく私たちがみた鳥はカワウであったろうと思います。
時間的に、人通りがほぼなかったのでカワウもノンビリと狩りができたのでしょう。おかげで、私たちも鵜の狩り(らしき)様子に遭遇することができました。早起きは三文の得。ラッキーでした。

次の動画、この時撮影したカワウが坪井川で狩り(らしき行動)をしている様子です。
撮影場所:32.802113913827895, 130.70325458066813
撮影日時:2024/7/10 午前7:14

動画は一部ですが、観察中、何度も泳いでは潜り、潜っては泳ぎを繰り返していました。ひょっとすると、カワウはただ遊んでいただけなのかもしれませんが、私たちには狩りをしているように見えました。

さて、坪井川にはカワウが生息しているのでしょうか。
調べてみると、カワウは日本全国の河川に広く生息している野鳥のようです。
ただ、生息状況調査をみると
少なくとも熊本県、特に熊本市でのカワウを見ることはかなり稀なことのようです。
野鳥観察を行っている方々にとっては、ひょっとすると私の写真と動画はひとつの資料になるのかもしれません。

私たちが見たカワウはどこからやってきたのでしょう。
このまま居ついてくれれば、長良川まで鵜飼を見物に行く必要はないかもしれません。^^;
ただ繁殖してしてしまうと被害につながり困っているとこもあるようなので、適正レベルの個体数で居ついてくれるとよいのですが。