2025年11月20日木曜日

くまもと花博2025~花のトンネル@辛島公園エリア

くまもと花博2025が11月15日~24日にかけて開催されているということで、開催エリアのひとつ「街なかエリア」にでかけてみました。

城彩苑のイチョウ並木道。イチョウがきれいになってきました。
この路を通り、街なかエリアのひとつ「辛島公園エリア」のサクラマチへ。

サクラマチのプロムナードに「花のトンネル」ができていました。

この後、街なかエリアの他のエリアも回ってきました。
2022年4月に熊本市動植物園で開催されていた花博にでかけたことがあります。一面の花々でした。見事さにかなり驚いた記憶があります。今回、街中という制限があるのに、動植物園でのそれを想像(期待)して出かけてしまい、淡々とした散策となりました。歩数にして11,000歩ほどの散策でした。
2022/4/1@熊本市動植物園

花のトンネルは、遠くに熊本城が見えるところ、NHK熊本放送局と旧NTT熊本ビルの間ぐらいに設置してあります。
花のトンネルは立派でした。ただ、この日、私が一番気になったのは花のトンネル左側にある旧NTT熊本ビル。変貌ぶりに驚きました。街の新しい変化の動きを感じました。
それについてはまた別の機会にまとめて書き留めようと思います。

2025年11月17日月曜日

(阿蘇・くじゅう)熊本市内からOne-day Drive

紅葉の季節になりました。
2025年11月14日は、雲一つなくほぼ無風。絶好のお出かけ日和。
ネット上でワンデイドライブを楽しむ方々の情報を見て刺激を受け、熊本市内から車で1日で回れるルートデザインをして、秋の景色を楽しむ1日旅に出かけてきました。


朝7:30出発。渋滞している熊本市内を抜けるのに1時間近くかかり、目指した最初の目的地「兜岩展望所観光情報)」に到着したのが9:30頃。平日でまだ午前中だったからでしょうが観光客はほぼ皆無。
朝、熊本市内は深い霧がでていたので、雲海を期待していました。しかし、靄がかかっているもののきれいな秋晴れ。残念ながら雲海には遭遇できませんでした。それでも、美しい景色を眺めながらこの展望所でしばし休憩し、次の目的地へ。

ミルクロードを小国に向けて走っていると、前方に雲海が見えます。
「あれはどのあたりだろう?」と話しながら走っていると、雲海があったのは2番目の目的地「下城の大イチョウ観光情報)」あたりでした。実際、到着したとき空は一面真っ白で、周囲の山々は霧に覆われていました。
ところが、樹齢1,000年以上と言われるイチョウの写真を撮っていると、気づけばいつの間にか雲一つない青空に変わっていました。時間にして十分ぐらいのなかったかと思うほど、劇的な変化で驚きました。
ここ数年、この時期にこの大イチョウを毎年見にきています。
見事な枝ぶりです。
昨年は枝が折れたりしており、最初に訪れた頃に比べて勢いが少し弱めているような気がします。

次の目的地に行く前に、小国町の道の駅「ゆうステーション観光情報)」に立ち寄りました。昔、小国駅があった場所です。
仕事が現役の頃、小国町と共同研究していたことがあり、その頃は何度もここまで出かけてきていました。当時の町長が、まちづくりのスローガンとして「悠木の里づくり」を掲げられていました。このスローガンについては町長の著書「とっぱすの風:小さな国の大きな挑戦」の中で詳しく書いてあり、この本を読みスローガンに随分と共感したことを思い出します。

次の目的地は「黒川温泉観光情報)」。紅葉を楽しむつもりで立ち寄りました。
もみじが紅葉した通りを歩いてきました。非常にきれいです。
各旅館の庭木が、黒川温泉が無名の田舎の温泉街から著名な温泉街へと変わることになった一連の出来事を示すシンボルのようです。庭木についての詳しいエピソードは、2025年5月10日に放送された新Projext X「約束が温泉街を変えた 黒川温泉 山間地に客を呼べ」で知りました。そうした努力が継承され、この見事な環境は出来上がっているわけで、番組のことを思い出しながら散策してきました。

次の目的地は黒川温泉から車で30分程度先にある大分県竹田市の「久住ワイナリーHP)」へ。

目的は、久住ワイナリーの「石窯工房観光情報)」にてお昼を食べるためです。
前回、やはり平日でしたが、お客が多くて入れず諦めていたので、そのリベンジのつもりで出かけました。
幸い待たずに入ることができて、パスタとピザを食べました。特にピザが美味しかった。


ランチ後はデザート。久住ワイナリーから車で5分ぐらいの所にある「久住高原菓房いずみやHP)」へ。ここも今回のOne-day Driveの目的地にしていたところです。
60代の私たちにもこんなハート側のソフトクリームを作ってもらいました。

以上が、熊本市内から1日で回ってきた阿蘇・くじゅうの旅となります。
走行距離180km(運転時間5時間ほど)の合計9時間ほどのドライブでした。

少し急ぎ足となりましたが、紅葉も堪能できて、レストランのリベンジも果たせて良い旅でした。
熊本市に住みもう30年ほど。仕事が現役の頃は出かけることがほとんどなかったので知らなかったのですが、出かけてみて、今更ながらですが阿蘇・くじゅうのファンになりました。


2025年11月10日月曜日

(博多駅)クリスマス支度~人々に役者として演技を促すデザインについて

10月14日の博多駅前。クレーンを使っての作業が始まっていました。
この時は、10月末のハロウィンに向けてだろうかと考えていたのですが・・・。違いました。

クレーン作業は、クリスマスに向けての準備だったようです。 
11月6日には博多駅前はクリスマスモードに切り替わっており、木々にもLEDイルミネーションの飾り付けが終わっていました。
2025/11/6(木)

巨大なツリーも登場していて、11月初旬であるにも関わらず、博多駅前のクリスマス支度は終わり、クリスマスマーケットのお店は営業を始めていました。

巨大ツリーは、スーパーマリオモードになっています。

JR九州では、スーパーマリオとコラボして、11月29日から6月末までキャンペーンが開催されるようです。
スーパーマリオxJR九州~Let's Go KYUSHU!~
クリスマスツリーもその一環のようです。

一昨年ぐらいはディズニーとコラボしていたディズニーキャラクターをラッピングした新幹線が走っていました。今回はマリオがラッピングされた新幹線や電車が走るみたいです。
孫に教えてたら即座に「乗りたい」と言うことでした。人気がでそうです。

博多のまちは、熊本に比べて活気を感じます。
熊本も活気が出てきたと言われることが増えましたが、やはり博多とは比較にならないように思います。駅の人混みがまるで違います。
ちなみに、下の写真は翌日の熊本駅前の様子です。
2025/11/7(金)
熊本駅前:https://maps.app.goo.gl/SwqjR14be8p1Czfw6

そして次は11月8日(土)お昼少し前の博多駅前の様子です。
ごった返すほどの活気で、仕事で移動していた私などは歩きにくさを感じたりもしましたが、躍動感あるまちは魅力的です。
博多は活気をもたらすまちのデザインや仕掛けなどを色々と工夫されているのでしょうね、きっと。
2025/11/8(土)
博多駅前:https://maps.app.goo.gl/a3Eu5aU9xAy4Zj479


こうした場のデザインについて考えるヒントを、NHKで2025年11月3日に放送された番組「観光列車タイムマシン」の中で、九州を走る有名な観光列車「ななつ星in九州」をデザインされた工業デザイナー水戸岡鋭治さんが語っておられました。
番組に登場した水戸岡さんは、列車の窓を風景を切り取る額縁としてデザインした意図を話されていました。そして、そうしたデザインが果たす役割について語られ、大変印象的でした。以下のその時のおおよその水戸岡さんの言葉です。

(列車の窓に)額縁をつけただけで景色の見え方が全部変わるんですよ。
美しい景色は額縁をとおしてより一層美しく感じるし、
景色を切り取る装置なんです。
トータルにきちっとデザインができて、そこに額縁がはまると
一層、車両の中の高級感が生まれて
感動的的な思い出として自分の心に残る。
あとはお客様一人一人が
旅をする役者として演技をしていく。
その最高の舞台を、もしも僕らが作れれば
その舞台で人は自然に演技を始めて
最高の役者になろうとして自らを成長させていく。
だから旅は人間にとって最も大事なイベント。 
旅をおろそかにしてはいけない。

列車だけでなく、場をきちんとデザインできればそこにやってきた人たちは自然に演技を始めてしまうように思います。デザインにはそういった力があるので魅力的です。ただし、そこにはそこに来る人々に対し「自らを成長させていく」という要素が入っていないといけない。そういったデザインができると素晴らしい。

人間の手が入っている場に出かけた時には、こうしたデザインの視点も持ちながら散策してみるものを楽しそうだと思いました。


2025年11月7日金曜日

(南阿蘇村)「あそ望の郷くぎの」のコキアと変遷

南阿蘇村の道の駅「あそ望の郷くぎの」のコキアがきれいだという話題を聞くことが多くなったので、それならばと11月5日(水)平日に出かけてきました。
あそ望の郷くぎののテラスに出ると、コキア畑が阿蘇の山々を背景に前方に広がっています。

あいにくの曇天でしたが、噂通りコキアはたいへんきれいで、近づくと圧倒される感じで思わず「うわっ」と声を上げてしまいました。
まだら模様のコキア畑。
赤いコキアが多く、赤はきれいですが、そのたくさんの赤に囲まれた緑のコキアがまた大変鮮やかで引き込まれました。
コキアは和名でホウキギ(箒木)と呼びます。乾燥させて茎をほうきに利用していたそうなのでそれが和名になっているようです。
ということで、「箒(ほうき)」がおいてありました(笑)。
この椅子に座り記念撮影している方がたくさんおられました(もちろん、私たちも箒にまたがり撮ってきました)。

午前11時少し前に到着したとき、道の駅前の駐車場はすでに満車でしたが、第2駐車場はまだガラガラでした。
コキア畑の散策を終えて帰る頃(お昼過ぎ)、ガラガラだった第2駐車場も満車となっていました。平日にも関わらずです。コキアの集客力はすさまじいものだと思いました。平日でこの状況なので、週末はたいへんなことになっているのではないかと心配になりました。

私たちが帰った直後、朝日新聞の記者さんがコキアの取材に来られたみたいです。
翌日記事が出ていて、その中の写真の撮影時間が午後1時頃となっていました。
記事によれば、あそ望の郷くぎのでは、2年前からコキアが植えられ始めたとあります。
現在、5,200本。すごい数です。

2年前に開始!?

前の様子はどうだったろうかと、私のPCの写真データベースであそ望の郷を探してみました。同じ構図で撮った最近の写真だと1年半前と1年前のものがありました。

1年半前(2024年5月13日)の写真をみると、この時はまだコキアはありません。ただ、右側の畑が耕されているので、この頃から植える準備が始まったようです。
2024/05/13
1年前(2024年11月13日)の写真をみると、この半年前5月に耕されていた右側の畑にコキアが植えてあることがわかります。なお、このとき隣の広い方の畑は整地が終わっただけのようで、まだコキアはありません。
2024/11/13
そして現在(2025年11月5日)は、1年前、整地されただけの何もなかった畑がたくさんの人を呼び込む5,200本のコキア畑へと変化しています。
2025/11/05

昔の写真をみると、1年前(2024/11/13)にはもうコキアがあります。しかし、この時にはコキアが話題になることはありませんでした。写真を撮った私も、今これを見返して初めて、そこにコキアがあることを認識したぐらいです。他の方々も同じような認識ではなかったかと思います。眼中にない状態でした。

数(量)の効果とはすごいものです。
1,000本程度だと人を惹きつける力は弱いけれど、それが5,200本になると平日でも駐車場を満車にするほどの力を発揮するわけですから。

同じものでも数(量)を増やす努力をすると人を惹きつける、感動させることができるというのは普遍的な真理のようなものではないかと思います。

くじゅう花公園でもそのことを感じました(こちら)。


・・・・・・

パパイヤ?
コキア畑の周囲には見慣れない植物が数本植えてありました。何かよくわからなかったので、帰宅後調べてみました。
パパイヤではないかと思います。ただ、パパイヤは熱帯では???
冬の厳しい阿蘇で育つのでしょうか?それともパパイヤとは違う植物なのでしょうか。
今後出かけたときは生育状況を注意しておこうと思います。

2025年10月30日木曜日

(鹿児島市)140km離れた地点でH3ロケット打ち上げ見学

H3ロケット7号機が種子島宇宙センターから打ち上げられるということで、日曜日の朝(2025年10月26日)でもあったので、近くの公園に孫たちと見にってみました。
Googleマップで測ってみると種子島宇宙センターから直線距離で140kmほどのところにある公園です。

どの方角に、そして果たして見えるのかどうかも分からないまま、打上げ時間の午前9時には必死で目を凝らしていましたら、ビルの上にオレンジの炎が見えました。
白煙を引きながら、ぐんぐんと上昇していくのが見えます。
飛行機雲だとそのまま空を横断していくわけですが、白煙は青空の中で途切れました。
宇宙に飛んで行ってるので当然そうなるわけですが、白煙が空の途中で消えていくのを自分の目で見て、感激でした。

動画でも撮っていたのですが、追尾スキルが全くないせいで、再生してみたらとっても残念な映像が出てきてガッカリでした。
それでも少しだけ撮れたので、一応アップしました。

遠くからでしたが、力強く上昇するH3ロケットの雄姿は素晴らしかった。
青年期、エンジニアを目指していて、こうした仕事に憧れていました。
真っ青な秋空に残るロケットの痕跡を見ながら、映画「October Sky(1999年公開)」も思い出しました。
ロケットの痕跡は、言葉にできないほど美しかった。


H3ロケット7号機のミッションは国際宇宙ステーションに物資を輸送する「HTV-X」の打ち上げでした。補給機HTV-Xは本日(2025/10/30)午前4時40分に無事に国際宇宙ステーションに到着したようです。HTV-Xをロボットアームでキャッチする任務を担当した油井宇宙飛行士が
大切な物資を届けてくれてありがとう。日本は高い技術力で国際的な宇宙開発に貢献している。誇りを持っていただけたらうれしい。
とのコメントを発表していました。


2025年10月20日月曜日

(大分県九重町)ススキに覆われたタデ原湿原

登山はしませんが、くじゅう連山の登山口である長者原(ちょうじゃばる)に一度行ってみたいと思っていて、先日(2025年10月17日)ようやく実現。

平日でしたが、ビジターセンター前の駐車場は満車だったので、道路を挟んだ広い駐車場に向かいました。きれいに整備されたところです。丸々としたドングリがたくさん落ちていました。

ビジターセンターから登山口に向かうあたりに「坊がつる賛歌」の碑がありました。
平日でしたが、登山者らしき方々をたくさん見ました。
坊がつるを目指し登山者はここから歩き出していくのでしょう。

私たちのような平服の観光客は向かうのは湿原に作られた木道。
今回出かけた目的の一つは、「タデ原(たでわら)湿原」の木道の上を歩いてくることでした。
湿原はこの時期ススキで一面覆われていました。じっくりと歩きながら観察していると、たまにヒゴタイが咲いているのを発見したり、木道下を流れる小さな水路には魚が泳いでいたりしていました。
木道はよく整備されていました。なので、ふらりとやってきた私たちでも気軽に散策できます。維持にはかなりのコストがかかっているはずです。感謝。

この日、熊本市内は30℃を超えていました。しかし、標高1,000mぐらいのこの辺りは気温20℃ぐらい。散策には心地よかった。

太陽に照らされたススキは輝いています。きれいでした。

湿原のこの姿を維持するため春には野焼きも行われているようです。季節が変わったとき、異なる姿を見せているはずです。ここに来るまでの阿蘇くじゅう国立公園内の景色がまた素晴らしいので、季節が変わった時、また出かけてくるつもりです。

2025年10月18日土曜日

(大分県竹田市)アサギマダラ飛来@くじゅう花公園

秋の花を観賞に、5月以来のくじゅう花公園へ。

10月はゴールドハロウィン祭りが開催されていて、花畑はゴールドで彩られているようです。

一面のマリーゴールドで埋め尽くされたガーデンは見事でした。家内共々、思わず「うわっ」と声を上げたぐらいです。

そして「ケイトウ」の花! 黄色(ゴールド)と赤いケイトウがくじゅう連山を背景に一面絨毯のように植えられたエリアは圧巻でした。


幸運だったのは、アサギマダラが飛来していたことでした。
そのことを知らずに来たのですが、毎年この時期に(移動の途中?)くじゅう花公園に立ち寄るようです。

私たちがでかけた10月17日はかなりの飛来数だということでした。この日のくじゅう花公園の気温は昼間で20℃ぐらい。翌週から気温が下がる予想なので、たくさんのアサギマダラを見ることができるのはここ数日のことだろうということでした。

フジバカマという花にアサギマダラは群がっていました。 

アサギマダラは警戒心が弱く、人が近づてもあまり逃げません(なのでクローズアップで写真を撮ることができました)。
何でも、毒素を体内に取り込んでいるので外敵に食べられることがないからだそうです。
警戒心が弱いおかげで、ゆっくりとフジバカマの花の周りを無数のアサギマダラが飛び交っていました。

動画でも撮影しておきました。たくさんの人が撮影していましたが、あまり警戒することもなく、まるで撮影モデルであるかのように優雅に飛び回っていました。


アサギマダラのことを知ったのは2006年のこと。たまたま見ていたNHKのクローズアップ現代で特集されていました。ネットが普及を始めた頃、ネットの掲示板で情報を共有して、多くのアマチュアの愛好家がアサギマダラを追跡し、その生態を明らかにしていったことを興奮しながら見ていたことをよく覚えています。アマチュアでも新たな道具を使って協力すれば、プロ顔負けの成果を安価で実現できるのだということを教えてもらいました。


昼間で気温20℃の快適な高原でアサギマダラ、そして一面の花畑を堪能し、15時頃帰路へ。
夕方、熊本市内に帰り着きました。夕方というのに市内の気温は32℃。
真夏日の最長記録を更新中です。
それにしても高原とはここまで気温が違うのかとそれにも驚いた日でした。